株式会社共同テレビジョン
総務部 人事室 安達 真実 様
2007年、新卒入社。ドラマ制作部門にて制作進行・APを経験。2009年より情報バラエティ・ドキュメンタリー制作部門に異動し、AD・ディレクター・プロデューサーを務める。育児休暇を経て、2021年より新たに設立された人事室に配属。新卒・中途採用から内定者・新入社員のフォローまで手がける。
(所属・内容は取材当時のものです)
貴社では2021シーズンより、採用管理システム『i-web』を導入されています。導入の経緯についてお聞かせください。
『i-web』が導入されたのは、私が人事室へ異動する直前のことでした。前任者の話によると、以前は就職ナビサイトの管理システムを使用していましたが、このシステムの操作はかなり複雑なものであり、企業側からのサポートもほとんどなかったそうです。前任者自身はシステムを使い慣れていましたが、操作が難しすぎることから後任者への引継ぎに不安を感じていました。そこで、後任者である私に採用業務を安心して引き継ぐため、使いやすく、サポート体制が充実した『i-web』を導入することになったのだそうです。ちょうど総務部内で新たに「人事室」が立ち上がり、全社を挙げて採用や人材育成を改善しようというタイミングでした。
貴社の『i-web』導入とほぼ同時に、安達様も人事としてのキャリアをスタートされたのですね。『i-web』に対する第一印象はいかがでしたか?
最初はやはりわからないことだらけで、難しかったです(笑)。ただし、私の場合は長年テレビ番組の制作に携わっていましたので、人事自体に全く慣れていませんでした。採用業務をある程度経験している人であれば、かなり楽に使いこなせるようになっていたと思いますね。
慣れない操作については、どのようにして習熟されたのですか?
先ほどもお話しした通り、『i-web』はヒューマネージ社からのサポートが非常に充実しています。初めて使う人向けには操作説明会が開かれており、それに参加して基本的な操作を教えていただきました。その後もわからないことはたくさんありましたが、その都度ヒューマネージの担当者の方に電話で質問しています。この担当者の方が本当に親切で、快く質問に答えてくださるので助かっています。文字通り「かゆいところに手が届く」サポートのおかげで、操作方法も自然に身に付いてきました。人事室に異動して4年目の現在は、業務に必要な操作はほぼ一人でできるようになっています。
現在は『i-web』を主にどのようにご利用になっていますか?
応募者の管理やマイページを通じた応募者とのコミュニケーション、『i-web CMS』を活用したコンテンツ制作・広報など、採用業務のあらゆるフェーズで活用しています。共同テレビジョンの採用業務は『i-web』なしでは何もできないといっても過言ではありません。
貴社ではマイページコンテンツを豊富に作成され、応募者への情報発信に注力されている印象を受けます。『i-web』のマイページ機能および『i-web CMS』に対する所感をお聞かせください。
私が人事室に配属されるまで、当社は学生に対する情報発信にあまり注力していませんでした。しかし、応募者数の低下といった課題を解決する上で、マイページを通じた情報発信は重要な施策です。『i-web』のマイページは応募者とのコミュニケーションに有効ですし、簡単にWebサイトを制作できる『i-web CMS』はコンテンツを制作する上で大いに役立っていますね。
貴社のマイページ戦略において大切にしていることや、具体的な工夫についてご紹介いただけますか?
マイページの主な目的は、「応募者に当社のことをよく知っていただき、ファンになっていただくこと」。インターンシップや面接への応募者を増やすことももちろん大切ですが、それ以上に入社してから長く勤めてもらえることを重視しています。マイページ経由で公開しているWebコンテンツは多岐にわたり、例えば私自身が書いている人事ブログでは、面接のときに応募者からいただいた質問に対するお答えや、採用に関するこぼれ話など、こまめに更新しています。公式サイトでは出せない、当社が手掛けたテレビ番組の紹介などもしていますね。その他に、会社のことや職種ごとの仕事内容についてご理解いただけるようなコンテンツもありますし、中にはオリジナルの漫画コンテンツもあります。また、当社では情報発信・相互理解の手段として現場参加型インターンシップを重視しているのですが、タイミングが合わず参加できなかった方に向けても、参加者の感想をアップするなどして情報を公開しています。
『i-web』が業務効率化に寄与したエピソードなどありましたら、お聞かせください。
当社の採用チームはかなり少人数で、主な実務は私が担当しています。繁忙期はどうしても手が足りなくなるところですが、ヒューマネージの皆さんの熱いサポートのおかげで乗り切れています。当社はヒューマネージからRPO(採用プロセスアウトソーシング)サービスも受けているので、時間のかかる作業や設定などはサポート担当者に依頼しているのです。
具体的には、どのようなサポートを利用されていますか?
例えばインターンシップの募集などを行う際、学生へのメール送信をヒューマネージ社に依頼しています。面接の予約受付などの設定も依頼していますが、素早く、的確にフォームを作ってくださるので助かっています。その他にも、イベント参加者へのアンケートも代行してもらっています。アンケートの回答もとてもきれいにまとめていただけるので、それを元にイベント紹介コンテンツを作り、マイページ内で公開したりもしていますね。こうした質の高いRPOサービスで私どもの工数を削減できる分、私たちはイベントの企画やSNS広報の戦略を練る時間をつくることができています。
その他、『i-web』を利用することで実感されているメリットがあれば、教えてください。
当社ではヒューマネージ社が提供している適性検査『TG-WEB』を利用しているのですが、もちろんこれも『i-web』と連動しているので、選考をスムーズに進めることができています。また、適性検査のデータを使ってどのように応募者を評価し、合否ラインを設定するかについても、ヒューマネージの担当者からアドバイスいただいています。適性検査の知識と他社の豊富な事例を踏まえたプロの意見をいただけるので、とても心強いです。
『i-web』を導入することで、貴社の採用にどのような影響がありましたか?
会社からの情報発信や面接を手厚くすることにより、定着率は目に見えて高まりました。この2年ほどの間に入社した新入社員は一人も辞めていません。『i-web』でマイページを充実させたことは、ミスマッチの防止に役立っていると思いますし、それ以外の多岐にわたる施策に挑戦できたのも、ヒューマネージからのサポートを受けて採用業務を効率化できたおかげだと考えています。
今後、『i-web』を活用して目指したい採用についてお聞かせください。
まずは、マイページをもっと充実させていくことが目標です。今まで以上に社員の人柄が見えるよう、「人」を軸としたコンテンツを増やしていきたいですね。そのためにも『i-web』が不可欠のツールであることはいうまでもありません。ヒューマネージの皆さんには、今後も私たち人事の右腕・左腕としてサポートを続けていただければ、と期待しています。