アイア株式会社
人事主任 雨宮 直紀 様
2013年新卒入社後、人事部門に配属され、新卒採用業務をはじめ、アルバイト・中途・障害者雇用など採用全般に携わってこられました。現在は新卒採用チームのリーダーとして、採用予算の策定、業務設計、チームメンバーの指導など、採用活動全般を統括されています。
(所属・内容は取材当時のものです)
まずは、貴社の事業内容についてご紹介いただけますか。
当社は、アパレル事業とメディア事業の2領域で展開しております。アパレル事業では、企画から生産・販売までを一貫して手掛けるSPA(製造小売業)として、『LOUNIE』や『COCO DEAL』など4つのレディースブランドを展開。メディア事業は、パズル雑誌の発刊を皮切りにスタートし、その後ゲームアプリへ進出。現在は、出版とゲームを主軸としています。
貴社では、2024シーズンに採用管理システム『i-web』をご導入されています。導入の経緯について教えていただけますか。
当社は以前、応募者情報をExcelで管理しておりました。就職情報サイトごとにエントリー者数、説明会参加者数、各選考の通過者数などを管理する中で、手間がかかる上にデータのずれが生じやすく、「応募者全体の動向を把握できない」という課題を抱えていました。そこで、新卒採用チーム内で複数の採用管理システムを比較検討した結果、応募者情報の一元管理と動向分析が可能である点、さらに画面が洗練され使い勝手が良いと感じたことから、『i-web』の導入に至りました。
実際に『i-web』を操作して、どのような所感を抱かれましたか。
『i-web』は機能が豊富で、さまざまな操作が可能です。ヒューマネージ社の丁寧なサポートもあり、経験を積むうちに各機能の意味や操作方法を自然と理解できるようになり、楽しみながら設定や操作を進めることができました。
『i-web』を導入したことで、解決できた課題について教えていただけますか。
従来、媒体ごとに応募者の進捗状況をExcelで管理していましたが、『i-web』の導入により数字の漏れが解消されました。さらに、流入経路が一目で把握できるのも大変助かっています。導入前は応募者がどのイベントに参加したのかを把握しづらかったのですが、導入後はイベントごとに流入状況を正確に把握できるようになりました。これにより、「参加したイベントの効果を測定する」という面でも、『i-web』が大いに役立っています。
応募者の一元管理が実現したことで、作業工数削減にもつながったのでしょうか。
当社では、最終面接に進む学生に対して応援のメッセージを伝えるため、これまでExcelのデータから該当者を都度抽出・出力しておりました。しかし、『i-web』ならフラグ付けにより該当者を簡単に抽出でき、そのデータを採用チーム全員で画面上で共有できるため、地道な作業がほぼ不要となり、作業工数を大幅に削減できています。
『i-web』導入の決め手として「応募者の動向分析ができること」を挙げられましたが、どのようなシーンで分析機能を活用されていますか。
各イベントの進捗状況の把握に活用しております。例えば、オープンカンパニーであれば、現時点での応募率や参加率を随時確認することが可能です。データを採用チーム内で共有することで、メンバーの士気も自然と高まっています。
貴社は、CMS機能を活用されていますが、CMS機能を用いてどのようなコンテンツを発信されているのでしょうか。
イベントの紹介や告知など、マイページのコンテンツ制作に活用しています。外部の制作会社に依頼するよりも、制作時間やコストの削減につながるメリットに加え、採用チームのメンバーが内製することで、伝えたいメッセージをよりリアルに発信できる点を高く評価しています。
2026シーズンから、新たに「SMS機能」を導入されたと伺っていますが、どのような理由から導入されたのでしょうか。
マイページの未ログイン率を改善することを目的に導入いたしました。まずはエリア職をターゲットとし、説明会のアナウンスなどに活用しています。導入して間もないため、現段階で効果の測定はできておりませんが、今後は他の職種にも順次展開していく方針です。
CMS機能やSMS機能など幅広い機能を活用されていますが、ヒューマネージ社からはどのようなサポートがありましたか。
ヒューマネージ社の担当者が定期的にミーティングの機会を設けてくださるため、大変助かっています。『i-web』を有効活用できるよう、各種機能の案内や当社に最適な活用方法を提案していただけるほか、問い合わせにも即座に対応していただいております。そのおかげで、サポート面に不足を感じることは一切ありません。また、新卒採用の市場動向などのデータも共有していただけるため、ヒューマネージ社の『i-web』が多数の企業に導入されている信頼性の高いデータを、今後の採用施策検討の判断材料として安心して活用できています。
最後に、『i-web』に期待することや、『i-web』を活用して実現したいことがありましたら、ぜひお聞かせください。
すでに複数の就職情報サイトと自動連携が可能ですが、さらに多くの媒体との連携が実現すると嬉しいです。今後の活用に関しては、2つの展開を考えています。ひとつは、データ分析や可視化が可能な「i-web BI」の活用、もうひとつはマイページの拡充です。特に、マイページのコンテンツが充実していなければ、当社の魅力を十分に伝えることができず、ログイン率の低下といったリスクも伴います。これまで以上にCMS機能を活用してコンテンツを制作・発信し、当社の知識醸成および魅力向上につなげていきたいと考えています。