
ハウス食品株式会社
人事総務部 東京本社人事課 採用・人事2チーム 宇土 翼 様
2020年、新卒入社。学生時代、塾講師のアルバイト経験を通じて「より多くの人を笑顔にしたい」との思いが芽生え、食品業界を志望。面接で感じた社風の良さが決め手となり、ハウス食品に入社する。人事総務部に配属となり、5年間にわたり新卒採用業務を担ってきた。現在はキャリア採用業務担当として、新たな採用業務の専門性を磨いている。
(所属・内容は取材当時のものです)
まずは貴社の事業内容についてお聞かせいただけますか?
当社は、バーモントカレーや北海道シチュー、フルーチェなど、ご家庭に身近な製品を製造・販売する食品メーカーです。現在、ハウス食品グループ全体で原料の栽培・調達からお客様の手元に届く一連の流れで価値を創出する“バリューチェーン”(以降VC)の考え方で経営を進めており、「スパイス系VC」「機能性素材系VC」「大豆系VC」「付加価値野菜系VC」の4つの領域に注力しています。今後はこれら4つのVCを推進力として、国内外問わず「食を通じた笑顔ある暮らし」を創出していきたいと考えています。
貴社は2027シーズンより採用管理システム『i-web』をご利用いただいています。導入の経緯についてお聞かせいただけますか。
『i-web』を導入した理由は、「これまで利用していた採用管理システムと比較して、相対的に優れている」という点にあります。以前は他社の採用管理システムを利用しており、大きな不便さを感じていたわけではありませんでしたが、『i-web』が優れた機能を多数備えていることを知り、心が動きました。
実際に、当社が使用している適性検査との連携や、登録学生への情報発信が容易であること、エントリー数や選考歩留まり率などのデータ分析が簡単にできることなど、『i-web』の機能は枚挙にいとまがありません。中でも、採用ホームページなどのWebサイトを制作・更新できる「CMS機能」に魅力を感じ、他社の採用管理システムから『i-web』に切り替えました。
『i-web』の豊富な機能の中でも、特にCMS機能に魅力を感じられたのですね。
おっしゃるとおり、CMS機能が決め手になっています。「CMS機能が標準搭載されているのなら、この機能を使って採用ホームページをリニューアルしよう」と考えました。「採用ホームページを制作するために『i-web』に切り替えた」と言っても過言ではないくらいです。
採用ホームページを制作するために『i-web』に切り替えたとのことですが、制作にあたってどのようなことを検討されたのでしょうか。
これまでの採用ホームページは「変革」をキーワードに掲げ、ハウス食品の未来に焦点を当てていました。もちろん未来の姿を伝えることは大切ですが、当社がこれまで築いてきた「ハウス食品らしさ」を伝えることも同じくらいに重要です。そこで、採用ホームページをリニューアルし、「これまで」と「これから」をバランスよく見せることで、当社のイメージアップや採用競争力を高めていけたらと考えました。
採用担当である宇土様がCMS機能を用いて採用ホームページを制作されたのですか?
クオリティを重視していたため、ヒューマネージ社の制作広報サービスを利用し、CMS機能を活用して制作会社にホームページを制作してもらいました。デザイン面は制作会社に一任し、テキスト等は自社で用意するなど、作業を分担することで、高クオリティと低コストを実現できたと思います。
コンセプト決定やコンテンツの構成は社内の各部署だけでなく、制作会社にも協力してもらいながら決めていきました。特にデザインに関しては、ハウス食品らしさを盛り込むために何度も検討しました。上長はもちろん、他部署の社員にも協力してもらって素案を作り、ブラッシュアップしていきました。
テキスト等は貴社で用意したとのことですが、どの程度までご準備されたのですか?
コンテンツに掲載するテキストや写真画像を、ほぼすべて自社で用意しました。例えば、リニューアルした採用ホームページでは「ハウス食品で働く人」と題して社員紹介記事を掲載していますが、私たち採用担当が質問項目を考えてヒアリングシートを作成し、社員に記入してもらった内容をもとに原稿をまとめました。写真もイメージを共有して依頼しています。
また、ハウス食品の「これから」を伝えるため、VCについて紹介するコンテンツを掲載しました。ただし、テキストだけの記事では味気なく、わかりにくいと考えたため、実際に「スパイス系VC」を担当している社員にインタビューするなど、初見の学生でもわかりやすい内容を目指しました。
ご自身で原稿をまとめたとなると、ご負担がかかったのではありませんか?
採用ホームページの制作時期が本選考の準備と重なったため、確かに慌ただしかったのですが、制作会社が丁寧かつ迅速に対応してくれたので本当に助かりました。私たちの作業が遅れてご迷惑をおかけすることもありましたが、当社の多忙な状況を理解したうえでスケジュール管理を行い、最後まで伴走してくれました。
ホームページ公開後も、CMS機能で採用ホームページを制作したメリットを感じていると伺っています。
CMS機能を使って採用ホームページを制作したため、ちょっとした修正を自分たちで行うことができます。実際、公開後に社内から「ここの文言を一部修正してほしい」と依頼があった際も、すぐに対応できました。迅速に対応できたのはCMS機能の「操作性の良さ」にもあると思います。直感的に使えるので、特に戸惑うことなく修正対応ができました。修正費用もかかりませんし、「『i-web』に切り替えて良かった」と改めて実感しました。
『i-web』のご利用にあたって、ヒューマネージ社からはどのようなサポートがありましたか。
正直に申し上げますと、導入前は「他社の採用管理システムから『i-web』に切り替えるのだから、面倒な作業がたくさん発生するだろう」と覚悟していました。しかし実際は、ヒューマネージ社の担当者がマンツーマンでフォローしてくれたおかげで、スムーズに初期設定ができました。
私自身はこの春に新卒採用を離れ、現在は後任者が『i-web』を利用して採用活動を進めています。『i-web』はフォロー体制が手厚く、定期的にミーティングも行ってくれるので、後任者も安心して利用できていると聞いています。
CMS機能以外で、宇土様ご自身が高く評価されている機能がありましたら、ぜひ教えてください。
分析機能が優れていると思います。リアルタイムで応募者の動向がわかるため、その結果をもとに採用施策をブラッシュアップできます。特に当社は採用ホームページを『i-web』のCMS機能で制作しているため、マイページだけでなく採用ホームページの分析も容易です。どのような属性の学生がどの時間帯に閲覧しているかがわかるので、この結果をもとに市場感にあったコンテンツへとさらにブラッシュアップできるのではないかと考えています。
『i-web』のCMS機能で制作した採用ホームページを、今後どのように発展させていきたいとお考えですか?
食品メーカーである当社は、バーモントカレーなどの自社製品を通じて多くの学生に認知されていると感じていますが、採用ホームページをご覧いただくことで、知らなかったハウス食品の魅力を発見していただけたらと願っています。今後もCMS機能を使って日々新しい情報にアップデートしていきますので、まだ当社の採用ホームページをご覧になったことがない方は、ぜひ一度お越しください!